自由が丘ビジターセンター さぶのネイチャー日記

高尾山に行ってきました ~ 後編 【ムササビ観察の巻】~

昨日に引き続き、高尾山の様子をご紹介します。

山の頂上についてゆっくり休憩してから、ムササビ観察に向けての準備に取りかかりました。

まずはムササビ観察の必需品「赤セロファン」を懐中電灯に取り付けます

ムササビをはじめとする夜行性動物は、赤い色のライトが見えにくいといわれていて
赤い光を当ててもあまり驚かないので、動物観察のマナーとして一般的に使われています。
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参考までに、ムササビは強い光を当てられるとフリーズして動かなくなってしまいます。
人間でいうと急に車のアップライトを当てられてくらっとしてしまう感じでしょうか。
じっとかたまって30分以上たっても動いてくれないこともあります。

そのため複数の人で観察しているときには、誰か一人だけの懐中電灯をあてて
光の中心ではなく回りの柔らかい光を当てるのがオススメです。
空が明るい時には動く影だけを追うのもまた粋です。

さー下山しようと思ったのがだいたい14時すぎくらい。
この子が送り出してくれました。
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この日の日没が17時20分頃。ムササビの見ごろは日没から約30分後くらい。
3時間くらい時間があったので、ムササビがいそうなポイントを行ったり来たりしていました。
こんな素敵な標識も点々と♪
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天狗さま、凛々しさがにじみ出てます。
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薬王院の本堂も立派です。
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降りていくと「殺生禁断」の石碑が。
高尾山の野生動物や昆虫が数多く残っているのは、古くから生き物を大事にしようとする人の心と
豊かな種類の木々のおかげです。
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下見も準備もばっちりになっても、まだ1時間くらいあり・・・・
ムササビ観察をするならもう少しスタートを遅らせればよかったとちょっと反省です。

日没時間が過ぎて、だんだんと空が暗くなってきました。
見渡すと東京の光が。この高尾山の「都会に近いのに自然が豊かに残っている」
というのが富士山に並んでミシュラン三ツ星に選ばれた理由のひとつだそうです。
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さーこの空を滑空してくれるのでしょうか!?待っている時間もまた楽しみのひとつです。
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日没から40分くらいしたころでしょうか。だいたい当たりを付けていたエリアをゆっくりと見ていたら
背後からす~~っと滑空してくるムササビが!

着地するや否や、パラパラとウンチをしていました。
ムササビの糞は漢方で「五霊脂(ごれいし)」といわれ、少し苦い味がするそうですよ。私には飲む勇気はありませんが・・ネットで調べたら500gで6000円近くしていました。

残念ながらこれ以上の撮影機能が私のカメラにはなく、ムササビの撮影には成功できませんでしたが
この後やく3時間くらいかけてゆっくり下山し、4匹のムササビを見ることができました058.gif

新鮮な葉っぱがあまりなく、硬い葉っぱをかじるカリカリぱりぱりという音が静かな森に響きます。
きっとムササビがいると知らない人が聞いたら、天狗がいる!?と思うかもしれませんね。

天狗伝説がある山の多くには、ムササビが棲んでいることが実は多いんです。
それってもしかして!!とまた伝説の楽しさが膨らみます。
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by sabu-gf | 2012-02-20 19:02 | nature

グリーンフラスコスタッフのさぶこと渡邉直子がつづるネイチャー日記
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